【スマホライトユーザー必見】あなたの使い方だと5Gのサービスは必要ないかも!?

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世の中5G、5Gってにぎわってるし、通信速度が速いなら機種変更しようかな、、

そんなことを考えている人、結構いるのではないでしょうか。

確かにテレビCMやニュースなど、いたるところで5Gについて耳にします。

大手携帯サービス会社は揃って「5Gは通信速度が速い」ということを前面に押し出し中。

では現段階でスマホに5Gは必要なのでしょうか。

IT系のエンジニアをしている私としては、5Gは「まだ必要ない」です。

特にスマホライトユーザーは5G対応のスマホに機種変更しても5Gの実力を感じることはあまりないでしょう。

スマホライトユーザーはぜひこの記事を読んで5Gについてちょっとだけ詳しくなり、自分にとって正しい判断ができるようになってください。

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そもそも5Gって何?

question

5Gは今使われている4G(LTE、docomoはXi:クロッシィと別名称でサービスを展開)との違いとして

・高速大容量:一度にたくさんのデータを高速でやり取りできる
・低遅延:データの送受信時に発生する遅れが少なく、データの送り直しを少なくする
・多数同時接続:一度に多くの通信機器を接続できる

 というのが大きな特徴。

簡単にまとめると同じエリアでたくさんの人が同時に使っても通信速度がすごく速いし通信は安定している」といいことばかり。

ちなみに4Gは「LTE」という名称がありますが、5Gは「NR」という名称となっています。

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5Gだけしかないサービスはある?2021年3月時点の状況

スマホで電話をする人の画像

肝心な5G対応スマホは通信速度が速いのはわかるのですが、その他に何ができるのでしょうか。

docomoやSoftbankは現状の5Gの大きな目玉としては有名アーティストの高画質なVR(立体映像)が見れるということです。

また、以前行っていたdocomoの実験ではサッカー観戦時に試合の状況などがスマホを試合が行われるグランド向けると、実況中のように戦況や細かなデータがリアルタイムでわかるようになるようになるということをしていました。

ですがまだそのようサービス・使い方は提供されていません。

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5Gのサービスエリアもまだまだ狭い

基地局の画像

5Gの技術がすごくても自分の行動範囲が5Gのサービスエリア内に入っていないと使えません。

2020年3月に5Gのサービスが始まりましたが、この記事を書いている2021年3月時点ではやはりまだ5Gが使えるエリアは都心等が中心で少しでも離れるとまばらといった感じです。

auの最新サービスエリアはこちら

docomoの最新サービスエリアはこちら

Softbankの最新サービスエリアはこちら

新しく5G対応スマホに機種変更をしても肝心な5Gの電波がなくて使えないのは意味がないですよね。

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5Gには2つの通信方式がある!

スマホと地図の画像

5Gには2つの通信方式があります。

「NSA」:4G(LTE)の通信網も一緒に使い通信を行う方式
「SA」:5Gだけの通信網を使う通信方式

現状、日本の通信方式は「NSA」だけとなっています。

というのもまだまだ5Gのサービスエリア狭いのですしエリアが広い4Gの電波環境に5Gの電波を入れていった方が5Gエリアを増やしやすいといった理由があります。

また、この2つの通信方式ですが現状の5G対応スマホでは買うと両方使えるわけではありません。

「SA」の通信方式に対応したスマホも発表され始めましたが、肝心な「SA」に対応したエリアがなければ無駄な機能になってしまいます。

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5Gに対応する電波は2つ!でもその内一つは局所的!

スマホを持っている画像

5Gは2つ電波を使って通信を行っています。

Sub6」と「ミリ波(mmW)」という電波なのですが、それぞれ特徴があります。

・Sub6 ⇒ エリアを広くカバーできるけど通信速度はあまり速くできない
・ミリ波(mmW) ⇒ エリアはすごく狭いけど通信速度は速い
 

このように真逆のような特徴を持つ電波を使い分けています。

そして厄介なのは「ミリ波」。

この「ミリ波」ですが、専用のアンテナが必要で、5G対応スマホでも全てがこの「ミリ波」対応のアンテナが搭載されているわけではありません

さらにこの「ミリ波」ですが遮蔽物しゃへいぶつ、たとえばビルや壁などの障害物にはとても弱いというのも特徴の一つ。

ですので街中いたるところでこの「ミリ波」を使用することは向いていません。

どちらかというと「ミリ波」のエリアは遮蔽物が少なく大勢の人が集まる野球などのスタジアムやイベント会場の基地局(電波を送受信するための設備)として多く設置されることが考えられます。

逆にスタジアム等広く人が集まる場所に行くことがあまりない人は「ミリ波」の電波を使うことがありません。

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大手携帯サービス会社のスマホは徐々に5G対応スマホに切り替え

スマホの画像

そんな5Gの状況なのですが、大手通信サービス会社はこれから出すスマホはほとんど5G対応のものになります。

さらに5Gは5G通信に対応したSIMカード(自分の電話番号等の情報が書き込まれたICチップ)も必要ですので、5G対応スマホに機種変更をする際はSIMカードの交換も必要なので注意が必要です。

例えばSIMフリーの5G対応スマホを個別に用意しても、SIMカードも5G対応のもの(5G契約をしているSIM)も用意していなければ意味がありません。

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まとめ:5Gはスマホライトユーザーには向いていない!

悩んでいる男性の画像

スマホで使う5Gについていろいろ書きましたが注意点をまとめると、

・高速通信できるがそれに見合うサービス展開がほぼない
・5Gのサービスエリアがまだあまりない
・5Gの通信方式は「NSA」と「SA」があるが、「SA」に対応しているのは一部の本体だけ
・5Gの電波方式は「Sub6」と「ミリ波」があるが、「ミリ波」のエリアはごく一部だけ
 

このように現状の5Gはサービスエリア、通信方式、使用する電波方式もまだまだ十分とは言えず、またスマホ本体も高いうえにミリ波、SAに対応したものも少ないです。

大手通信サービス会社はこぞって5Gのことを押し出し、機種変更するよう促していますが十分に5Gを使える人はごくわずか

そもそも5Gのサービスエリア内でもYoutube、SNSなどを利用しているだけではそこまで5Gの高速通信は必要ありません。

ミリ波に至って対応したスマホを持っていたとしても現状あまり活躍する場所も少なく、宝の持ち腐れ状態。

外出先でYoutubeなどをスマホで見ない、画面がきれいな複雑なゲームをしないようなスマホライトユーザーには正直5Gの通信速度は必要ありません

今機種変更をしても本格的に5Gが普及するのは恐らく次の機種変更の時期となるのではないでしょうか。

そういったことを考慮すると「5Gは速い」とか「5Gはすごい」といったイメージだけで機種変更を考えず、自分の使い方や自分の行動範囲は5Gのサービスエリア内なのかを調べるのがベストです。

機種変更をする場合も「ミリ波」対応なのかなど、スマホ本体についても調べるといいかもしれません。

スマホ本体も安くはないので後悔しないようにしましょう。