いろいろな場面で「人は第一印象が大事!」ってよく聞くことありませんか?
学校や職場での面接や面談、自己紹介、論文、発表、プレゼンテーションは第一印象が大事って言われますよね。
これって心理学の「初頭効果」というもので、実証されている効果なのです。
今回はその第一印象に関する心理学、「初頭効果」についての説明や、実際に活用できる場面等をまとめました。
すぐに普段の生活の中に取り入れられるものなのでぜひ活用してみてください。
「初頭効果」について
初頭効果とは、ポーランド出身の心理学者ソロモン・アッシュ氏が実験し、「人は相手のことを第一印象で認識する傾向がある」ということを提唱した効果です。
初頭効果の実験内容
ある人物の性格を表すいくつかの形容詞を2つのグループに分けた人達に順番を変えて見せました。
そしてその形容詞の順番の違いが、その人物の印象にどのような影響があるか調べたのです。
Aグループ:①知的、②勤勉、③衝動的、④批判的、⑤頑固、⑥嫉妬深い
Bグループ:①嫉妬深い、②頑固、③批判的、④衝動的、⑤勤勉、⑥知的
※①~⑥はグループに見せた順番です
それぞれのグループに見せた形容詞の順番の違いが、結果に大きく影響したのです。
Aグループの人達は形容詞の最初にポジティブなイメージがある”知的“を提示されたことで、その人物のことを「ポジティブ」にとらえました。
一方Bグループの人達は形容詞にネガティブなイメージがある”嫉妬深い“を提示されたことで、その人物のことを「ネガティブ」にとらえたのです。
この結果から、人は最初に影響を受けた印象がその後も影響することがわかりました。
「初頭効果」の使い方(活用方法)
この効果は人との対人関係でも効果があるのですが、文章などの構成にも効果があることもわかっています。
対人関係での使い方
対人関係ですと、以下のような場面で使えると思います。
・気になる人へのファーストコンタクトを取るときや初デートの時
・結婚報告を相手側の両親にする時
まず、初対面の人、特に予め大事な人に会うことがわかっている場合はまず、身だしなみを整えましょう。
身だしなみは相手に最初に印象を与える重要なポイントです。
いざ大事な人と会う時は身だしなみに加え、姿勢、態度、言葉遣い等を気を付けましょう。
さらに、この初頭効果がもっとも働くのは最初の7秒程度とも言われています。
ですので最初の瞬間は特に意識しましょう。
そうすれば相手に伝わる第一印象が大きく変わります。
第一印象を良くすれば相手は自分のことをそのままいい印象を持ってくれますし、信用も得やすかったりするので身だしなみは整えるようにしてください。
プレゼンテーション等での使い方
プレゼンテーションや資料、記事等にも使える効果です。
例えば新聞の見出しやブログのタイトル。
読者が最初に目を通すところですよね。タイトルをインパクトがあるものにすると読んでくれる可能性が高くなります。
プレゼンテーションも最初に問いかけをして全体を巻き込み、インパクトがある内容を最初に発表する等というのも「初頭効果」を使ったテクニックとなります。
電話での使い方
この初頭効果は電話でも効果があると言われています。
テレビ電話を別として、通常は顔や表情が見えないので声や口調、活舌、抑揚が大きく関わってきます。
ですので、電話応対やオペレータの仕事では表情が見えないためそれらがとても重要になります。
仕事関係の電話の場合、会社のイメージに直結しますのでよく注意しましょう。
ちなみに、電話での初頭効果がもっとも働くのは最初の約3秒と言われています。
初頭効果 = 第一印象!明日から使ってみよう!
初頭効果 = 第一印象を良くすれば相手が自分を好意的に見てくれるのでぜひ活用してください。
特に最初の瞬間から数秒が一番印象に残るので意識することを心がけましょう!
また、恋愛テクニックの一つとしても活用できるのでこの初頭効果を活用してみてください。
恋愛テクニックとしてはこちらの記事で紹介しています。
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