※自由研究で小学生でも読めるようになるべくむずかしい言葉や漢字は使わず、その他の漢字もふりがなをふるようにしています。
夏休みの自由研究、決まりましたか?
まだ決まっていないなら〔カマキリ〕の観察なんてどうでしょう。
夏の虫といえば〔カブトムシ〕や〔クワガタ〕が一番に思いうかびますが、カマキリ先生が大好きなカマキリを観察する人は少ないと思うのでおすすめですよ。
でも、カマキリの 観察をする前に、しなくてはいけない大事なことがあります。
その大事なこともいっしょにまとめました。
家の人にカマキリをかっていいか聞いてみましょう!
もしかしたら家の人のだれかが、虫がすごくきらいかもしれないからです。
虫をかうのはダメと言われたらあきらめて自由研究は別のことをしましょう。
もしカマキリをかってもいいと言われたならさっそくカマキリの観察をする準備を始めましょう!
カマキリをかう準備(じゅんび)をしよう!
カマキリを家でかう前に、いくつかの道具を準備しましょう。
・目のこまかいネット
・水(できれば「きりふき」も)
・小さなガーゼ、または わた
・エサ
では一つずつ説明しますね。
虫かご
すぐに大きくなるので、できれば大きめのサイズがいいです。
また、カマキリは共食いをするので、できればかいたいカマキリの数だけ虫かごを用意した方がいいですよ。
目のこまかいネット
こちらは小さいカマキリだった場合に使います。
カマキリのサイズが小さいと虫かごのふたにある空気穴からにげてしまいます。
そこで、にげ出すのを防ぐには目のかいネットを虫かごのふたとして使えば空気も通しますし、ちょうどいいですよ。
※100円ショップで売っているキッチンの排水溝用ゴミ取りネットが安いし便利です。
水(できれば「きりふき」も)
カマキリは水を飲むので、毎日虫かごの中の一部をぬらすときに使います。
(できれば「きりふき」を使うと広く、細かくぬらすことができて便利です)
小さなガーゼ、または わた
虫かごの中に入れた水がなくなったときでも水が飲めるようにガーゼ、または わた を水でぬらして、虫かごの中に入れておくときに使います。
エサ
いちばん大変なのがエサだと思いますが、カマキリの大きさによってかわります。
よく食べるエサとしては
・小さいバッタやコオロギ(中くらいのカマキリに)
・セミなど大きな虫(大きなカマキリに)
なんかがいいと思います。
アブラムシは下の写真のようなヨモギ科の葉っぱによくついているので、よくさがしてみてください。
用意するのも大変だったり、そもそも虫が苦手って人がエサをあげるってなった場合、むりかもしれませんよね。
そんな人にはおすすめのエサがあります!
なんと人が食べる、
・かまぼこ
・ヨーグルト
も食べるのです!
ただ食べさせるにはちょっとコツがいるので下のほうに書いてある『観察の見どころ:補食行動』の中で書きます。
カマキリをつかまえよう!
カマキリがよくいる場所(ばしょ)
まずはカマキリをつかまえ場所をう。
カマキリはこんなところによくいます。
カマキリは葉っぱや木と同じ体の色をしているのでよくさがしてみましょう。
・雑草(ざっそう)が生えた空き地(あきち) → 草にいるアブラムシを食べにくる
・バッタがよくいる草っぱら → バッタを食べくる
カマキリのつかまえ方(かた)
カマキリを見つけたら次はつかまえましょう。
つかまえ方は
・もち上げて虫かごに入れる。
です。
コツは一度カマキリをおこらせて、カマをボクシングのポーズみたいにさせるとあまり動かなくなるのでつまみやすいですよ。
またカマのつけ根あたりをつまむとカマで「はさまれにくい」です。
もしつまんだときにカマではさまれたとしても、そんなにはいたくはないので(少しチクっとするくらい)あわてずにしっかりと虫かごに入れましょう。
それができない場合は一度虫とりあみでつかまえてから、うまく虫かごに入れてください。
また、小さいカマキリはカマではさむことはほとんどなく、すばやくにげるので、つぶさないよう気をつけてましょう。
ちなみに小さいカマキリの場合、私はカマキリをうまく手のひらにおいこんで、カマキリが手のひらにのったらもうかた方の手でカマキリをつぶさないようふたをして、虫かごに入れています。
観察(かんさつ)の見どころ:補食行動(ほしょくこうどう)
観察するならこれを見なくては!ってくらいおすすめです。
生きたエサの場合(ばあい)
上の方で書いた『カマキリをかう準備をしよう!』の内の『エサ』にあるカマキリのサイズに合わせた生きたエサを虫かごに入れてしずかに、よく観察してみましょう。
カマキリがエサに気づくと、だんだんエサに近づいて、、
ガシッ!
とエサをすごいはやさで食べるのです!
このはやさ、だいたい0.05秒なんだそうですよ!
ちなみにわたしがかっている小さいカマキリがアブラムシを食べるところをYouTubeにアップしています。
はじめてYouTubeにアップしたもので、イマイチかもしれませんが、こちらを見れば小さいカマキリもハンターなんだってことがわかると思います。
生きたエサをあげられないって人は、下に書いてある方法で魚肉ソーセージなどあげてみてください。
魚肉(ぎょにく)ソーセージの場合(ばあい)
そのソーセージをピンセットでつまみ、カマキリの目の前で左右にゆっくりゆらゆらさせます。※
※カマキリは動いているものしかエサと思わないからです。
カマキリがエサに気づくとそのうち
ガシッ!
とすばやく魚肉ソーセージをカマではさんで食べてくれます。
ヨーグルトの場合(ばあい)
竹ぐしなどのいぼうの先にヨーグルトをぬり、カマキリの目の前で左右にゆらゆらせてます。
カマキリがエサに気づくとそのうちに、
ガシッ!
とすばやく竹ぐしをカマではさんでヨーグルトを食べてくれますよ!
えいようのことを考えるとヨーグルトをあげるのもいいかもしれませんね。
エサを上げるタイミング
エサはしっかり食べているようでしたら毎日ではなく、1日か2日おきくらいであげましょう。
でも、エサをあげない日でも水はのめるようにきりふきで水をあげましょう。
最後(さいご)に
かい方がわかればカマキリをかうのはそんなにむずかしくないと思います。
カマキリは脱皮もしますし、夏休みが終わってしまいますが8月終わりから9月くらいに交尾もします。
ぜひカマキリをつかまえるところからじっさいに観察し、どうやって大きくなるのか、何のエサをどのように食べるのかなどを自分なりにまとめて自由研究にしてみてください。
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